まず、フード・器・食事の回数を猫ごとに決める

子猫と成猫では成長段階が異なります。まず、それぞれのフードの対象年齢と与え方を袋で確認し、獣医師から指示がある場合はその内容を優先します。年齢に応じたフードについてはペットラインの多頭飼いの案内も参考になります。

  • 猫の名前とフードの正式名称を組にして書く。
  • 器の色や置くトレーを決め、用意した人が見分けられるようにする。
  • 1日に用意する量と食事の回数を、袋の案内や獣医師の指示に沿って記録する。

年齢差だけで全員のフードや回数をそろえず、離乳期・成長期の食事は個別に確認します。

別室を使えるか、少しずつ食べる猫がいるかで方法が変わります。猫のご飯を分ける基本手順と、家の状況別の選び方から確認できます。

別室を使える家の配置例

食事の間だけ別室に分けられるなら、2匹がそれぞれ落ち着ける場所に器を置きます。次は配置の一例です。

子猫の食事場所

子猫の名前・専用の器無理なく届く、落ち着ける場所用意した人が食べ始めを確認

成猫の食事場所

成猫の名前・専用の器子猫の皿へ行く経路を分ける残りを確認してから出入りを戻す

水へのアクセスを保ち、閉じた場所で強く怖がる場合は無理に続けません。別室が使えない場合は仕切りと出入りの分け方へ。目隠しを回り込めるなら、見守りも必要です。

食事の回数が違う日は、追加分の担当を決める

朝の2皿だけ分けても、子猫の次の食事を成猫が食べてしまうことがあります。回数が異なる家庭では、追加の食事を用意する時間帯・場所・担当者まで決めます。

  1. 朝、その日に用意する予定を猫ごとに確認する。
  2. 追加分を出すときも、食べる猫と相手の居場所を見る。
  3. 食べ残しは猫ごとに記録し、次の担当者へ伝える。

子猫の分を守るために、必要な食事を抜いたり、長く食べられない状態にしたりしないようにします。誰が食べたか分からない残量は「不明」と記録し、推測で補充量を増減させません。

置き餌・留守中は、器を2つ置いた後も確認

器や通常の自動給餌器を2つにしても、自由に行き来できれば食べ分けは保証されません。在宅中に、両方の猫が自分の食事に届き、相手の皿を食べていないかを確かめます。

まずは留守中の食事を分けるための確認を読み、場所で分けられない場合に個体識別給餌器を検討します。

給餌器で分けたいとき時間指定・識別方式・必要台数を比べる →

家族で使える食べ分けメモ

フードの袋の近くに置く確認メモの例
猫フード・器食事の予定食後に残す記録
子猫正式名称/器の目印時間帯・担当者食べた様子/残り/横取り
成猫正式名称/器の目印時間帯・担当者食べた様子/残り/横取り
お互いのフードを同じものにしてもよい?

全ライフステージ用の製品もありますが、2匹に適しているかは製品の表示と個々の状態によります。療法食の指示がある猫も含め、一律にはそろえず獣医師に確認します。

同じ皿から食べても仲がよければ大丈夫?

仲のよさだけでは、各猫がどれだけ食べたか分かりません。それぞれの器と場所を用意し、食事を見守る方が記録しやすくなります。食べない、体重が変わるなどの様子があれば獣医師に相談してください。